世の中の流行や世論の操作
世の中の流行や最先端を走るものはいかにして生まれるのか
また、新たに生むためにはどのような条件を揃えれば確立することができるのかというのを朝起きてふと考えてみたのでまとめてみたいと思います。
以下自分の考えです
世の中には深く理由も知らないが、評価するタイミングが多く存在する。
例えば、iPhoneが”スマート”で”かっこいいもの”であるという認識や、英語ができる人が賢く見えるといった、数値化できないような不確定性が多くある認識です。
つまり、東大生は頭が良いなどのように一定基準をクリアしている(ここでは試験)ような明確に基準が存在している場合とは異なる。
世の中の多くの流れを決めているのはこの不確定な認識を制したものであり、いかにしてこの認識をコントロールするのかというのが鍵になる。
そこで私が考えたのは、どのくらいの人数の”ファン”がいれば世の中の意見を左右することができるのかということである。ここでいう”ファン”は熱狂的な仲間や顧客であり、Apple信者みたいなものである。
ここからは唯の仮定のもとでの話であり、仮説でしかない。 世の中の流行(今回は日本に限定)などを左右するために必要な顧客数が全人口の60%だとする。そしてこの流行までのスピードを1ヶ月という短いスパンで達成することがイノベーションや新たに流行を作り出すきっかけになると仮定する。
今知りたいのは初期(第一世代)の”ファン”の数でありこれを変数xとする。 一人当たりSNSや口利き等で200人に影響力を及ぼすと仮定し、そのうちの2%が”ファン”になると仮定すると4x程度に影響を及ぼせることになる。
これにより第二世代の”ファンが”与える人数は16xになる。つまり4の累乗×初期の”ファン”の数になる。しかしこれはファンが影響を与える人の対象が被っていない場合であり、さらにいうと200人にどのタイムスケールで影響を与えるかが考えられていない。
通常であれば全人口から無作為に200人を選び、被る確率を考えるのかもしれないが、実際には影響を与えられる200人は比較的近い関係性にあることが多いと仮定し、影響を与えた総数の20%程度が被るとする。また、影響を与えるタイムスケールは一日単位とする。
わかりにくくなってきたので整理すると、もし3人の”ファン”がいるとしてこの3人がファンにさせることができる総数は、まず3人が影響を与える人数が 600人の80%である480人に影響を与えることができる。 この中で2%が”ファン”になるわけで、9.6人が一日経過後に新たなファンになる。
二日経過するとこの9.6人が2影響を与えた人数は200×9.6の80%なので1536人に影響を与えることができる。このうちファンになるのは30.72人となる。 ここで、影響を与える人数は総人口に達した際に打ち止めとし、影響を与える人数が総人口に到達してからは3%ずつ”ファン”になっていくと仮定すると以下のようになる。
仮定をまとめると
- 総人口の60%をファンが占めれば流行
- 影響を与えるのは一人当たり200人
- 影響を与えた総数の20%は被っている
- 影響を与えられた人のうち2%がファンになる
- 影響を与えられた人が総人口を上回ったら影響を受ける人数は打ち止め
- 影響を与えられた人が総人口を上回ったら総人口の3%がファンになっていく ここでは初期ファン数が9人の場合と8人の場合を計算している。
以上からわかるように本当のファンというのは大人数ではなくても
スタートの時点で9人以上いれば一ヶ月間で60%を占める支持を得ることができる。
つまり世論を操作するためには自分の身近なコミュニティーで協力し合えば操作できることがわかる。
(身近なコミュニティーが9人未満の人はすみません
考慮すべき点はもっとあると思いますが、思いつきなので許してください。
各記事ごとにコメント欄等を使って議論できたらいいなと思っています。